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2015/06/15

イスラム国(サラフィー主義)とプロテスタント

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 東京大学の池内恵先生のブログより。

 アメリカの保守派が、サラフィー主義(イスラム国のようなイスラム原理主義者)とプロテスタントの類似性を論じている。そして、長期的に見れば、イスラーム世界の発展に肯定的な意味を持つ可能性があると示唆している。

 
 自分はこれに深く賛同する。どう考えても、プロテスタントとイスラム国はそっくりである。プロテスタントが先進的で、イスラム国が野蛮だという先入観を無くしてほしい。

 *イスラム国がプロテスタントに似ているからといって、これを肯定するものではないし、テロには断固反対する。


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「イスラームのワッハーブ派とサラフィー主義の運動およびそれらに根ざす政治運動は、〔キリスト教の〕宗教改革における最も急進的なプロテスタント諸派の運動と不気味なほど似ている。・・(中略)・・ワッハーブ派もその他の現代の改革派ムスリムたちも、イスラームの本源回帰を望んでいる。それはちょうどピューリタンが使徒時代の純粋なキリスト教への回帰をめざしたのとよく似ている。」
(ウォルター・ラッセル・ミード著、寺下滝郎訳『神と黄金 イギリス,アメリカはなぜ近現代世界を支配できたのか(下)』青灯社、2014年、242-243頁)


「マルティン・ルター、ジャン・カルヴァン、オリヴァー・クロムウェルは、彼らの教義や主義がワッハーブ派の教義とどれほど違っているにせよ(もとより彼ら三人の教義や主義自体がぴったりと一致しているわけでもないが)、それでも現代の改革派ムスリムたちの精神と神学には多くの点で敬意を払うことだろう。
 中長期的に見れば、これは明るい兆しである。プロテスタントの宗教改革は、それにいかなる問題があろうとも、近代の動的社会を発展に向かわせる環境をつくったことは確かである。その運動から生じた宗教闘争、教義上の革命、個人の改心体験、迫害、犯罪、政治闘争は、ベルグソンのいう動的宗教【ダイナミック・リリジョン】を発生させ、ひいては新たな社会を生み出すことを立証した。今日イスラームは活発な宗教となっており、世界が激変するなかで真性の声を聴こうともがいている。これはムスリム、非ムスリムのいずれをも等しく不安にさせ、時として恐怖させる危険な現象である。だがそれはまた、偉大な文明に特有の生命力と積極的関与【エンゲイジメント】の重要な現れでもある。」(ウォルター・ラッセル・ミード著、寺下滝郎訳『神と黄金 イギリス,アメリカはなぜ近現代世界を支配できたのか(下)』青灯社、2014年、244-245頁)

http://ikeuchisatoshi.com/%EF%BC%88%EF%BC%94%EF%BC%89%E7%B1%B3%E4%BF%9D%E5%AE%88%E6%B4%BE%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E6%95%99%E3%81%B8%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8B%E7%A8%AE%E3%81%AE%E8%A6%AA%E8%BF%91/

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